ミックスのやり方がわからない!何をどうすれば良いの?
そんな初心者の方のために、Logicのプリセットだけを使って、歌ってみたのミックスをする手順・方法をご紹介します。
一例ですので、色々試してみてくださいね。
ここではLogicを使って説明していますが、考え方はCubaseなど他のDAWでも同じですので、ぜひ参考にしてくださいね!!
ミックスをするための下準備1
サンプルレートを設定する
オーディオファイルとプロジェクトのサンプルレートが合わない場合、オーディオファイルの再生スピードが変わってしまう場合があるので、サンプルレートの設定をしましょう。
カラオケ音源を読み込んでBPMを設定する
歌ってみたのカラオケ音源を読み込む前に、テンポ設定が必要です。楽曲のテンポ(BPM)が解っている場合と、テンポがわからない楽曲を読み込んで解析する方法をご紹介します。
カラオケ音源の音程を変える
カラオケ音源は原キー、録音してあるボーカルは別のキー。そんな時はカラオケ音源のキー変更をしましょう。
→Logicでカラオケ音源(off vocal)のキー変更をする
ボーカル音源を読み込む
ドラッグ&ドロップでボーカル音源を読み込みましょう。
ボーカル音源をステレオからモノラルにする
ボーカル音源がステレオだった時はモノラルに変換してからミックスしましょう。一度モノラルで書き出してから再び読み込むことをおすすめします。
マーカー機能で見やすく整理する
マーカー機能を使うことで見た目にもわかりやすく、効率よく作業できます。イントロ・Aメロ・Bメロ・サビ・間奏・アウトロなど、わかりやすい名前をつけましょう。
ボーカルを整える
ディエッサーをかける
ディエッサーを使うことで、歯擦音の高音域だけにコンプレッサーをかけられるため、聴きやすい音(歌)となります。
ピッチ補正・タイミング補正をする
ピッチ・タイミング補正で有名なソフト、MelodyneやAuto-Tuneが無くても、Logicに標準搭載されている「Flex Pitch」を使用して、ピッチ補正ができます。
EQをかける
イコライザー(EQ=イーキュー)でトラックの周波数を変更・整えます。良いところを持ち上げて、不必要な音をカットしてバランスを取って音を作ります。
コンプレッサーをかける
コンプレッサー(Compressor)で、一定のしきい値を超える音量の大きい部分を圧縮して、小さい部分との音量差を減らします。トラック内の音量差を少なくして聴きやすくします。
*ここではEQ→コンプという順番ですが、コンプ→EQでも良いです。
楽曲によって判断してくださいね。
ミックスをするための下準備2
ボーカルをパートごとに書き出しする
歌ってみたのミックスでは、ピッチ補正を行なった後に、一度、ボーカルの書き出し・読み込みをしてからミックスを開始します。モノラルで書き出す方法をご紹介します。
全パートの読み込み
プロジェクトの外にボーカルの書き出した場合、全パートをドラッグ&ドロップして読み込みます。「ボーカル音源を読み込む」と同じです。
リージョンカラーをつける
リージョンに色をつけて見た目にもわかりやすく、効率よく作業しましょう。
ボーカルを際立たせる
プリセットを使う
Logicにあるプリセットを使用して歌ってみたのボーカルをミックスしてみましょう。
*ケロケロボイスにする方法はこちら。
*ラジオボイスにする方法はこちら。
*カットアップにする方法はこちら。
パンニング
ボーカル(メインメロディー、ハモリ、コーラス)を左右に音を振って、広がりを持たせましょう。
リバーブをかける
リバーブ(Reverb)で音に残響を加えて、空間を表現・演出しましょう。
ディレイをかける
ディレイ(Delay)で、やまびこ効果を加えて、立体感や奥行き感を演出しましょう。
オートメーションをかける1
オートメーションを使用することで、トラック内の「ボリューム」「パン」「エフェクト」などを自動化させることができます。
オートメーションをかける2
ディレイやリバーブなどに、オートメーションをここだけかけたい!という時にはこちらの方法で。
楽曲の書き出し
全トラックをまとめて書き出しする
ミックス作業が終わったら、楽曲の書き出し(バウンス)を行います。
お疲れ様でした♪
これで歌ってみたのミックス(MIX)の完成です!!