Melodyne 4/Melodyne 5  の使い方2

ピッチ補正ソフトの定番、Melodyne。
基本的な使い方は→Melodyne 4/Melodyne 5 の使い方1 から。
Melodyne 5 新機能の使い方もご参照ください。

ツールの使い方

Melodyne4の使い方23

ツールは上部のツール欄で選択するか、ピアノロール上で右クリックすると出てくるので、切り替えて使用します。

ピッチツール

Melodyne4の使い方30

ピッチツールで音程を変更したいノート(音)を上下にドラッグして、ピッチを調整します。

Melodyne4の使い方31

ノートの端にピッチツールを持っていくと、ピッチカーブに変化するので、これを上下ドラッグして角度を調整します。音間の滑らかさを表現できます。

Melodyne4の使い方32

ピッチモジュレーションツールは、ノートを上下ドラッグすることで、揺れ幅(ビブラート)を調整できます。ノート内部のカーブを反転させることもできます。
まっすぐにするとケロケロボイスに。

Melodyne4の使い方33

ピッチドリフトツールは、ノートを上下ドラッグすることで、ノート内部のカーブ自体を調整できます。

フォルマントツール

Melodyne4の使い方34

フォルマントツールは、声質(音質)を調整するツールです。

Melodyne4の使い方35

ノートをドラッグして線を上に持っていくと明るい機械的な音になり、線を下に持っていくとこもった男性的な音になります。

ピンポイントで使う事で抜け感を出したり、ケロケロボイスと組み合わせても面白いですね。

音量ツール

Melodyne4の使い方36

音量ツールは、ノートを上にドラッグすると音量が大きくなり、下にドラッグすると音量が小さくなります。

Melodyne4の使い方37

ノートをダブルクリックでミュートすることができます。

タイムツール

Melodyne4の使い方38

タイムツールは、ノートを左右にドラッグして、タイミング補正を行います。

Melodyne4の使い方39

タイムハンドルツールは、

Melodyne4の使い方44

ノートをダブルクリックするとマーカーが打たれるので、これを左右にドラッグすることでノート内のカーブを変化させることができます。

Melodyne4の使い方40

アタックスピードツールは、

Melodyne4の使い方41

ノートを上下にドラッグすることで音の立ち上がり(アタック)の速さを調整することができます。

Melodyne4の使い方45

ノートを上にドラッグするとアタックが短く強めになり、下にドラッグするとアタックが遅くなるのでやわらかい音の始まりとなります。

ノート分割ツール

Melodyne4使い方18

2音や複数音なのに1ノートとして反映されている時は、

Melodyne4の使い方42

ノート分割ツールで、

Melodyne4使い方20

分割して編集します。

Melodyne4の使い方43

分割タイプツールは、

Melodyne4の使い方46

分割した前後のノートに隙間ができ、独立した状態になるので、

Melodyne4の使い方47

タイムツールを使用してタイミングを重ねることが可能です。

和音編集を行う

editorとstudioエディションで行える和音編集。

Melodyne4の使い方48

和音編集を行うには、アルゴリズム > ポリフォニックサステイン を選択します。

Melodyne4の使い方49

どの音が鳴っているか視覚的に判断できます。
もちろんノートを動かして音程やタイミングを変えることができるので、Melodyne上でアレンジすることもできますね。

数トラック同時に表示する

studioエディションのみの機能となるマルチトラック編集は、複数トラックを同時に表示・編集することができます。
まずはLogicの各トラックにMelodyneを立ち上げて音源を読み込んでおきます。

Melodyne4使い方50

トラックリストをクリックすると、左側にMelodyneを立ち上げているトラック名が出てきます。

Melodyne4使い方51

編集中のトラックはオレンジに表示されています。

Melodyne4使い方52

トラックリストから他トラックをグレー点灯させることで、ピアノロール上にグレーで表示されます。

Melodyne4使い方53

編集したいトラックをオレンジに点灯させることで、選択していた他トラックが自動的にグレー点灯になります。
メインメロディーとハモリの音程やタイミング補正が視覚的に行えます。

私はこの機能をとても使ってます!!

MIDIとして書き出す

assistant 以上のエディションでは、Melodyneで編集したオーディオをMIDIとして書き出すことができます。

Melodyne4使い方54

設定 > MIDIとして保存 から、任意の場所に保存して、読み込むと、

Melodyne4使い方55

きちんとMIDIとして読み込まれていますね!

オーディオのピッチ・タイミング補正などに大活躍するMelodyne。
歌ってみたの補正だけならassistantエディションでも充分だと思います。
色々な機能を組み合わせて「良い感じ」に仕上げてくださいね!

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