
このように、大譜表の各先頭に拍子記号を、各段の最終小節は終止符にして、「例1」などのリハーサルマークをつけて、”例題問題” のような楽譜を作成する方法をご紹介します。

セットアップウィザードなどから、大譜表を作成するとこのような形になります。

まずは、二段目の先頭に拍子記号を入れます。
①小節ツールを選択します。
②拍子を入れたい小節をダブルクリックします。
「小節の属性」ウインドウが出てきたら、
③「拍子記号:つねに表示する」を選択して、OKを押します。

二段目の先頭に拍子記号が入りましたね!

一段目の最終小節に次の小節の予告が入ってしまうので、これを消します。目的の小節をクリックして、

「段末の音部記号、調号、拍子記号の予告を隠す」にチェックを入れます。
この時に「小節線:終止線」を選択しておきましょう。OKを押します。

拍子の予告は消え、終止線に変わりましたね!

小節番号を右クリックして「小節番号をつねに隠す」を選択します。
こうすることでPDFや印刷する際にリハーサルマークと小節番号の両方がでてしまうのを防ぎます。
ここまでの操作は、他の段も同様にしておきましょう。

一段目だけ少し右からスタートしているので、二段目以降と同じスタート地点に揃えます。
ページ・レイアウトツールを選択して、囲み部分を左にドラッグ&ドロップします。

スタート地点が揃いましたね!
では、「例1」などのリハーサルマークを配置していきます。

①発想記号ツールを選択します。
②配置したい場所をクリックします。
「発想記号の選択」というウインドウが出てきたら、
③リハーサルマークを選択して
④「リハーサルマークの作成」をクリックします。

「文字発想記号の設計」ウインドウの「文字」に「例1」など好きな文字を入れます。
「囲み図形:長方形」にしておきましょう。OKを押します。

新しく「例1」が作成されています。
「例1」を選択して、「配置」をクリックします。

配置されましたね!
他の段も同様ですが、

作成した「例1」を複製すると簡単です。
「複製」をクリックすると「例1」がもうひとつ出来るので、

複製された「例1」を選択して「編集」をクリックします。
「例2」に変更して配置します。他の段も同様です。

完成しましたね!
タイトルや説明文を入れたり、「Score」を非表示・変更するなど、最終調整を行なってくださいね。